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挨拶状の慣例2020年05月27日

十一房で取り扱っている製品のひとつに、挨拶状が挙げられます。
挨拶状には「こうしなければならない」という絶対的な規則はありませんが、「こうした方が美しく、丁寧に見える」という慣例はいくつか存在しています。

(1)句読点を使わない
挨拶状や年賀状は、慣例的に句読点を用いないことが多いです。
句点は使わず、読点を入れたい箇所には、代わりにスペースを空けます。
句読点を用いない理由として、有力な説は以下のものです。

説1:明治時代よりも前の日本には、句読点が存在していなかった。
句読点が使われるようになったのは明治時代の学校からで、「子供が文章を読みやすいように」という配慮に由来する。
そのため、大人に対する文章に句読点をつけることは、「相手を子供扱いしていて失礼」だと見做された。
その名残が、現在でも挨拶状や年賀状に残っている。

説2:句読点=区切りをつけるものである。
句読点を付けないことで、「慶事に区切りをつけない」「縁が切れないように」と、縁起を担いでいる。

(2)「私こと」「私儀」は慎ましやかに
「私こと」「私儀」は時候の挨拶のあとに使う言葉で、「私個人のことで恐縮ですが……」の意を表します。
そのため、自分を謙遜する意味を込めて、あえて行末に配置したり、文字のサイズを他の文章よりもひとまわり小さくしたりします。

十一房では、美しい挨拶状を作成するため、上記の慣例を意識して作業をいたします。
とはいえ、勝手に句読点を削除して、相談も無しにそのまま印刷してしまう……ということは当然行いません。「慣例に沿った表記ですとこのようになりますが、いかがでしょうか?」とご相談させていただきます。
また、冒頭でも述べましたが、これらはあくまで慣例であり、絶対的な規則ではありません。「句読点を付けたい」「私儀の文字サイズを小さくしないでほしい」といったご要望があれば、お応えいたします。

十一房は単に挨拶状を印刷するだけではなく、「美しく、丁寧な挨拶状」を作成するお手伝いをいたします。
挨拶状がご入用の際は、是非とも十一房にお任せください!
ご希望の方は、各営業担当にご用命くださいませ。

K.S

20200525_挨拶状文例   20200525_挨拶状の実物
挨拶状の本文の例   実際の挨拶状