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インキの正しい量2020年01月31日

オフセット印刷では基本的にC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色を重ねることで色を表現します。
4色を最大量で重ねれば400%になりますが、これを行う事はまずありません。

例えば写真データで、シアン100%、マゼンタ100%、イエロー100%、ブラック80%の部分があったとすると、このインキ総量は380%。
印刷する紙や範囲にもよりますが、紙にのせるインキ量が多すぎるため、裏面が汚れたり(裏移り)乾ききらずに他とくっついてしまう(ブロッキング)危険性があります。

また、後から重ねる色がうまくのらず、発色不良によってデータで見た色と刷り上がりが全く違う、ということも。
各会社によってNGラインはことなりますが、概ね300%以下にしておけば安心でしょうか。

十一房も認証されている「Japan Color」という印刷の標準化を示した制度では、オフセットのCMYK印刷のインキ膜厚は1μ(0.001mm)が標準と規定されています。
膜厚とはインキの厚みのことですが、インキ量が多くなれば当然膜厚も厚くなり、同じインキでも見え方が変わってきます。
印刷における色の基準値に合わせるためにも、この規定の膜厚に収めることが大事なのです。

このように、データでは問題なくとも印刷目的にはそぐわない場合もあります。
データ入稿の際にこういった不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。

※上記の内容はオフセット印刷の場合であり、デジタル印刷やUV印刷は異なります。

Y.I

 

 写真をフォトショップで確認した例。
⾚丸部分はC:91%、M:88%、Y:88%、K:79%で総インキ量は346%となっている。