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東京の富士山2019年12月27日

お正月と言えば初日の出、中には富士山からご来光を見る方もいるかもしれません。
富士山に登るのはなかなか大変ですが、実は東京にも、いくつもの富士山があるのをご存じでしょうか。

それらは「富士塚」と呼ばれるもので、富士山の溶岩を積み上げたり塚を築いたりなどして富士山に見立てたもの。
江戸時代、富士信仰が盛んにとなった際に多く作られました。
有名なものでは品川など都内の主要な富士塚を集めた「江戸七富士」があり、また下谷・江古田・豊島区長崎・埼玉県木曽呂の4つの富士塚は国の重要有形民俗文化財に指定されています。

こういった富士塚は「富士講」という団体が築いたものが多いようです。
江戸中期から昭和初期まで富士信仰がはやりましたが、やはり富士山は簡単に行ける場所ではないため、ミニチュア版を各地に作ったというわけです。
富士塚にお参りすれば、富士登山と同じご利益があるとされてきました。

十一房本社のある墨田区には富士塚は現存していないようですが、向島にあった富士講のひとつ、「山玉向嶋講社」の記念碑が白髭神社に残されています。

お正月は東京の富士巡りなどもいかがでしょうか。

Y.I

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鳩森八幡神社の千駄ヶ谷富士。実際の富士山の各ポイントが再現されており、山頂までの登山が疑似的に体験可能。

(画像引用元:Wikipedia)