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漢字の書き順2019年09月10日

みなさんも学校などで漢字を習う際、正しい書き順も覚えるよう教えられたのではないでしょうか。
漢字の書き順のことを「筆順」といい、漢字の「筆画(ひっかく:漢字の画数を表す)」を並べる順番を指しています。

実はこの筆順を学校で教えるようになったのは意外に最近のことで、1958年当時の文部省が『筆順指導の手びき』という指針を示したのが元になっているようです。
対象となったのは当時小学1~6年の間に学習するよう定められた「教育漢字」というものでした。
学校教育にあたり、指導上の混乱が無いよう筆順を統一するのが目的だったようです。

しかしこの手引きにも
『本書に取りあげた筆順は、学習指導上の観点から、一つの文字については一つの形に統一されているが、このことは本書に掲げられた以外の筆順で、従来行われてきたものを誤りとするものではない。— 「筆順指導の手びき」(1958年(昭和33年))「5.本書使用上の留意点」より』
とあるように、一つの正しい筆順を明確に定めるものではありませんでした。
この中でも「複数の筆順があるもの」として紹介された漢字もありましたが、実際の指導ではどれか一つを正しいものとして指導したためか、現在でも地域や世代によって習った書き順が異なる場合もあります。

また行書で筆順が異なるものは、適宜適切な説明を加えることとして、手引きに準拠せずとも一般的に書きやすいものを採用するようです。
国によっても一般的な筆順は異なっており、例えば日本では「右」は「ノ」が、「左」は「一」が一画目ですが、中国では左も右も「一」から始まります。

このように思ったよりも曖昧な筆順ですが、やはり「上から下、左から右へ」などいくつかの原則に従った方が整った字を書きやすいのではないでしょうか。
そろそろ十一房では毎年恒例の漢字検定の時期が近づいてきました。
弊社が取得を推奨している2級以上では筆順の問題は出ませんが、正しい漢字を書くためにも、書き順を意識してみるといいかもしれません。

Y.I

 

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