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トロロアオイの生産中止2019年06月25日

和紙作りに使用される、トロロアオイ(別名:花オクラ)の最大生産地が、作付けをやめるというニュースがありました。
トロロアオイの生産量は2016年度で17.4トンですが、このうち17トンを生産した茨木県小美玉市の農家5戸が、高齢化により2020年秋以降は生産できないという方針を固めたそうです。

トロロアオイの根をつぶしたものを水につけると、ねばねばした液体ができあがります。
これを利用したのが和紙作りに必要な「ねり」。
和紙を作る際は、植物の繊維を水に溶かして簀(す)のなかで揺すって繊維を広げていきますが、水だけではきれいに攪拌できません。
ねりを加えることで水が粘り気を持ち、繊維がすぐに沈まずに水中で均一に分散できます。

しかし機械漉きはもちろん、手漉きの和紙でも現在は代用の薬品を使用することが多いそうです。
トロロアオイの栽培も機械化が難しいらしく、手作業でのものづくりには厳しい状況となっているようです。

Y.I

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トロロアオイの花と実